西野亮廣、永瀬ゆずな、MEGUMI、山寺宏一ら 豪華キャスト・スタッフ陣が集結!ジャパンプレミア イベントレポート
3月27日の公開を前に、日本での初お披露目となるジャパンプレミアが開催され、大切な友達プペルとの再会を願う少年・ルビッチを演じた永瀬ゆずな、しゃべる異世界ネコ・モフを演じたMEGUMI、双子の便利屋・コメット&ウィニーを演じた山寺宏一の豪華キャスト陣に加え、監督の廣田裕介、製作総指揮・原作・脚本を務めた西野亮廣が登壇。いよいよ日本での初お披露目を迎えた心境やアフレコの舞台裏など、作品にまつわる熱い想いがたっぷりと語られました。

本作の舞台であり、時を支配する謎の異世界「千年砦」について、廣田監督は「命というのが時計の形をしていて、この世界に生まれた命が千年砦に運び込まれ、それがメンテナンスされながら管理されているという不思議な世界になっております」と説明。西野は「ベースは落語の『死神』という演目で、人の命がろうそくになってたくさん並んでる洞窟があるんですけども、あの世界観が面白いなと思って」と、代表的な古典落語から着想を得たことを明かした。そんな千年砦の世界観について、MEGUMIは「人が生きていく中で、後悔やポジティブなことなど、いろんな時間の中に思いを馳せてる場所っていう意味では、すごく素敵だなと思いました」と語り、「日本のカルチャーもそうだし、海外の文化のようなものもミックスされているのが、アニメならではですごい表現だなと思いました」とコメント。一方、山寺は「幻想的な世界で、行ってみたいと思えるワクワク感もあった。その中でもホーラの館の場面が好きでした」と語り、千年砦を取り仕切る謎の女王ネズミ・ホーラのシーンをお気に入りに挙げた。千年砦に迷い込み、大冒険を繰り広げるルビッチを演じた永瀬は、「普段絶対に行けないようなファンタジーの世界にモフというパートナーと冒険できて、すごくドキドキしたし楽しかったです」と語った。

今回、息の合った掛け合いを見せた永瀬とMEGUMIだが、収録は別録り。それでも多くのアドリブが飛び出したという。MEGUMIは「当日に『(西野から)姉さん、ちょっとここで1分ぐらい叫んでくれへんかな?』と言われまして…。ただコントとか、そういうエチュードのようなことはすごい大好きだったんで、緊張感がありつつもとても楽しかったです」と収録を振り返った。一方、山寺は「皆さん本当に素晴らしい演技で。これアドリブなのかな?というぐらい自然でびっくりしました」と、日本を代表するトップ声優も本作のヴォイスキャスト陣の演技を称賛した。

また本作は、デビューして間もないキングコング・梶原の失踪を受け、“それを待つ”という西野自身のリアルな体験がベースになっている。キングコングとデビュー当時から関わりのある山寺は「ちょうど20年ぐらい前に一緒に朝の生放送をやらせていただきました。2人の漫才がものすごいテンポ感で画期的だったのを覚えています。単独ライブも見に行ったんです」と当時を振り返り、「梶原くんはすごくストイックな印象でした。時々生放送に来なかった時とかも…」とエピソードを披露。続けて「西野くんはすごくおおらかで、気さくで、みんなをリラックスさせていつも明るくいてくれた。2人には本当に感謝しています」と感慨深げに語った。
そんな山寺を声優として起用した理由について、西野は「コメット&ウィニーという双子のおじいさんのキャラクターで、これを一人二役でやれる方って、日本で山寺さんしかいないと、キャスティングの会議で満場一致でした」と明かし、“七色の声を持つ男”と呼ばれる山寺だからこそ実現したキャラクターであると感謝を述べた。
最後に廣田監督は「4年半かけて、STUDIO4℃とすべてのスタッフ、キャスト1人1人の力と情熱を結集し、ようやく完成することができました。たくさんのキャラクターや色とりどりの世界、ドラマやエキサイティングなシーン、そして音楽も本当に素晴らしく、誰でも楽しめるエンターテインメント作品になっています。ぜひ映画館に足を運んでいただきたいと思います」と呼びかける。

西野は「『えんとつ町のプペル』は今年で10周年を迎えます。絵本でスタートして映画になって、ミュージカル、歌舞伎、バレエになり、そしてブロードウェイに行って、また映画という形で帰ってきました。この10年間、いろんなクリエイターさんとキャストの皆様、そしてファンの皆様が連綿と繋いでくださり、今振り返るとこの作品がどこまでも行けるんじゃないか、あるいは次の世代に繋がるんじゃないかという思いを皆さんが繋いでくださったんだと思います」と語る。そして「ここで結果が出なかったら、この可能性がすべてなくなってしまう。僕はそれはどうしても避けたいんです。なので映画公開、そして公開後も1人でも多くの方にこの作品を届けられるよう、命をかけて頑張りたいと思います」と熱いメッセージを送り、クリエイターやスタッフ、ファンへの感謝を述べると、会場からは大きな歓声と拍手が送られ、イベントは終始温かい空気に包まれながら、盛況のうちに幕を閉じた。