プペル新聞

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12/13完成披露試写会実施レポート

ついにお披露目!感動の拍手大喝采! 豪華声優陣が完成披露の舞台に登壇!

12月13日(日)、本作の完成披露試写会が実施され、芦田愛菜さん、藤森慎吾さん、伊藤沙莉さん、宮根誠司さん、廣田裕介監督、製作総指揮・脚本・原作の西野亮廣さんが登壇しました。そして、エンディング主題歌「えんとつ町のプペル」を歌うロザリーナさんが、圧巻の生歌唱を披露!

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*当日は東宝ムービーチャンネルでの生配信も実施いたしました*アーカイブはこちらから 
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本編が終わると会場からは割れんばかりの拍手が起こり、その余韻が冷めやまぬ中、ステージ上の幕が降りると星を信じた少年・ルビッチ役を演じた芦田愛菜さん、おしゃべり鉱山泥棒・スコップ役の藤森慎吾さん、ルビッチの元友達・アントニオ役の伊藤沙莉さん、影の独裁者・トシアキ役の宮根誠司さん、本作が初監督作品となる廣田裕介監督、原作者であり製作総指揮・脚本を務めた西野亮廣さんら豪華な面々が客席からの大きな拍手で迎えられてイベントがスタート。登壇者がそれぞれ挨拶をすると、今回イベントに出席できなかったゴミ人間・プペル役を演じた窪田正孝からのコメント映像が映し出される一幕も。

絵本を描き始めてから 8 年、映画の制作がスタートしてからは 4 年の年月を経て、遂に完成した本作。映画を観た感想を芦田さんは 「星空やえんとつ町の景色とか映画館で見たら綺麗だろうなって思いました。好きなシーンはプペルとの仲直りするシーンで『友達ですから』っていうプペルの台詞が好き。プペルって元々〈友達〉というものを知らないのに、ルビッチと出会ってから知っていく。そうした関係が素敵だなって思い、私自身がうるうるしてしまいました」と語ると、西野さんは「今年は世界中が夢や希望を見 ることが出来なくなってしまって、そんな中でこの映画を観る方たちはご自身の活動と照らし合わせながら観るだろうなと思ったので、ルビッチの言葉に嘘があってはいけないと思いました。なので、ルビッチには見た目が可愛くて、芯が通っている方にと 思いました。芦田さんのアフレコも本当に最高でした!」と芦田さんのアフレコを振り返り絶賛。

その芦田さんが演じたルビッチとは元 友達というアントニオを演じた伊藤さんは「アントニオは凄く強いと思われるかもしれないんですけど、本当は臆病で素直になれない ところがある。ルビッチのことが羨ましいと思っていたりしていて、そんなのあり得ないって思うこと程、自分の中ではあり得て 欲しいと思っているし、そうした素直じゃないところが、最後に信じたくても信じられなかった世界を目の当たりにした時にやっと自分に素直になれたのだと思います。アントニオを演じていて本当に楽しかったです」と語り、西野さんとの関係性について「私が10歳の時、西野さんにお会いした時『あっ西野だ!』って話しかけてしまって...(笑) それから本当に優しく接してくれて、会うたびに『おっ子供!』って返してくれて(笑)。その時からいつか、お仕事でご一緒したいと思っていて、それが今回やっと叶いました」と本作で念願が叶ったことを告白。
これまで多くの困難を乗り越えてきた西野さんはこれまでの活動を「挑戦する中で自分に対してのバッシングは別に良いんですけど、一緒にやっている友達がバッシングを受けているのは辛かったですね。友達に辛い思いをさせたまま終わるのは嫌だったので、ひっくり返さないとなっていうのは原動力になりましたね」と振り返った。そのような西野さんの思いが込められた『えんとつ町の プペル』で初監督を務めた廣田監督は「絵本が本当に素晴らしいですよね。ただそこのハードルが高いなとも思いました。西野さ んには映画としてのストーリーがあったので、そこからシナリオを作り始めたのが始まりです。えんとつ町やキャラクターもイチか ら制作しました。CG アニメーションってコンピューターで作っているというイメージがあると思うんですけど、映画って 1 秒に 24 コマで作られていて、そのひとコマひとコマを細かく調整していきましたね。そこが本作の温かみのある映像に繋がっていると思います」とコメントすると、西野さんも「結構ディスカッションしましたもんね、これは廣田監督にしか作れない映画でした!」と共に挑戦を続けてきた廣田監督を称えた。

 

また、えんとつ町の秘密を知っているおしゃべりなスコップ役を演じた藤森はアフレコ時に西野からもお墨付きを貰っていた ようで「準備もちゃんとしたし、アフレコも完璧だったと思います!(笑) 」と冗談を交えながらも「実際はアフレコも大変でした。 長いセリフが多くて、これまで経験してきた作品では一つの台詞を読んだら、一回止めてスタッフの方が確認するんですけど。今 回は一回で OK が出ないと録り直しになってしまうので、今までで一番大変でした…でも、途中で切ってしまうと感情の伝わり方 も違いますし、一発で録れて良かったです」と振り返ると、西野は「最初に今回の仕事について話したのは 5 年くらい前でしたね。 そうしたら LINE で音声を送ってくれて。スコップにドンピシャで天才でした」と藤森のアフレコを絶賛。

すると、西野さんからの演出は特になかったという影の独裁者〃トシアキ役を演じた宮根さんは「西野君から連絡が来た時に、世間から 嫌われている西野が、世間から嫌われてる宮根に頼むなんてすごく悪い役なんだろうなって思いましたね(笑) でもこの映画に 出てくる人間で悪い人はいないですよね。それぞれの信念を持って生きている中で、トシアキもトシアキなりの信念を持って動い ているということをどう表現するか迷いながらアフレコに臨みました。芦田さんのアフレコを見て凄く上手で『俺ヤバないか?』っ て言ったら西野が『宮根さんが一番上手い』って言ってくれて(笑)」と話すと、西野さんは「言ってない(笑) 最高ですけど、それは言っ てない。これだけの報道陣がいる中で、堂々と嘘を言えるのはトシアキにしかできない(笑)」とすかさずツッコミを入れ会場を盛 り上げた。

そして、“信じぬけ。”という言葉がキャッチコピーとなっている本作では夢を信じて挑戦し続けることが印象的に描かれているが、信じ続けることについて芦田さんは「ルビッチは凄く不器用で、気弱だと思うんですけど、お父さんが大好きという気持ちは変わ らなくて。そのお父さんが言う言葉は信じたい、疑いたくないという気持ちがあることが一つの信じられる理由だと思いますし、 後押ししてくれたのはプペルという友達の存在が大きいですね」と友達の存在の大切さについてコメント。またこれまでに前例の ない挑戦をし続けてきた西野さんも「友達の存在が大きいですね。そこに対する想いに尽きます。友達無しでは、ひとりでは何もでき なかったです」と絵本を描き始めてから映画の完成を迎えるまでに支えてくれた仲間への感謝を贈った。

ロザリーナさん生歌唱が会場を感動の渦に包み込む!

イベントも後半となり、エンディング主題歌「えんとつ町のプペル」を担当したシンガーソングライターのロザリーナさんが登場!彼女を本作の主題歌に抜擢した理由を西野さんは「最初に声を聴いた時から感じていたんですよね、ここまでファンタジーを背負って いる方はあまりいないなって思いました。本当に素晴らしいアーティストです」と絶賛。そんな、本作の世界観を浸透させるほど の“忘れられない声”を持つロザリーナさんがアコースティック Ver の「えんとつ町のプペル」を圧巻の生パフォーマンスで披露し、会場と舞台上は感動に包まれました。