プペル新聞

映画情報

Share

ハリウッドで絶賛!【アニメーション・イズ・フィルム・フェスティバル2021】で全米プレミア開催!

この度『映画 えんとつ町のプペル』がハリウッドの象徴として知られ、歴史的建造物である、TCLチャイニーズ6シアターで毎年10月に開催される「アニメーション・イズ・フィルム・フェスティバル2021」に正式出品作品として招待され、10月23日(土)(*現地時間)に、英語吹替版がお披露目されました。また、上映後のティーチインイベントに製作総指揮・原作・脚本の西野亮廣と廣田裕介監督がオンラインで参加しました。

今回が全米プレミアとなった上映では、英語吹替版のキャストも参加、フォトコールに応えました。450席の会場がほぼ満席で、プペルやルビッチの仮装をして参加する観客もいるなど熱気あふれる中、上映がスタート。上映中は、随所で笑いが起き、また、中盤以降は会場のそこかしこから、すすり泣きの声が聞こえてきました。エンドロールが始まり、制作陣の名前が現れると随所で拍手が起き、上映終了後は、会場全体が温かな拍手で包まれました。

また、作品を鑑賞したジャーナリストからも「この映画の最後の40分を泣きながら見た後、私は正直に言うことができます。魔法のよう。 魅惑的。感動的。希望に満ちている。絶妙な魅力。なんて特別な映画なんだろう。」(BEHIND THE LENS / デビー・リン・イライアス)、非常に美しく完全に再現されたアートデザイン。『映画 えんとつ町のプペル』は家族全員が楽しめる素晴らしい映画だ。(JOSH AT THE MOVIES)と絶賛の声が届いてます。






【ティーチイン内容】

上映終了後、スクリーン上に西野亮廣と廣田裕介監督が登場し、ティーチインが始まりました。



  

完成した作品を観た時、最初にどう思ったか?

西野:「まずは、作品を観て最高だなと思いました。「えんとつ町のプペル」の物語を書く時に、ちゃんと現代のことを書こうと思ったんですね。そうすると、「夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる」という世界は、インターネットやSNSが作り出したものであると思うんですけれども、やっぱり、功罪で、いい所もあって、ネガティブな部分もあって。ただ一方で、こんな世界を次の世代に渡せないなというのがあって、それはちゃんとメッセージとして伝えたいなと思い、絵本にしたんです。ただ、絵本だけだと世界に届いていかないので、”アニメーション“という乗り物に乗って、こうして、ロサンゼルスの方にまでいったのは、アニメーションの力だなと思います。そう言ったメッセージが拡がるのを、本当に嬉しく思っております。」

本作を作るに当たって何が一番困難だったか?

西野:「ストーリーで言うと、まずは、たぶん日本とアメリカで違うと思うんですけれど、わかりやすく共感できる部分、例えば恋愛だとか、日本だとそういうのがすごく受けるんですけれども、そういったものが入っていないということですね。これを観てもらうためには、どうすればいいのかという。ただ、どうしても、届けたいメッセージがあって、そこを届けるのが大変でした。」と回答。更に「あと、イケメンが出てこないのが、日本ではあまりないタイプというか、イケメンと美女が出てくるっていうのが日本ではマストなんですけれど、そういうものが出てこなくて、主人公がゴミ人間であるっていう。これが、果たして届くのかっていうことにすごく苦労しました。」と答え、会場は笑いに包まれました。

廣田監督:「長編映画を監督するのが初めてだったので、わからないことだらけの中、スタッフに協力してもらいながら、なんとか完成できました。また、完成まで残り1年弱というところでコロナが始まり、ほとんどのスタッフがリモートワークに切り替わり、慣れない作業環境の中で、なんとか作り上げるというのも、大変でした」と、コロナ禍での制作の苦労を語りました。

次回作について

そして、最後の質問には、プペルの仮装をした観客が名乗りを挙げ、「次の作品について」聞かれると、西野は、エンディングロールが流れている合間に、廣田監督と「えんとつ町のプペル2」の話しをしていたことを明かし、廣田監督も画面上で笑顔で応えました。

終始温かい空気の中行われた、ティーチインでしたが、今回が初お披露目となる「英語吹替版」を観た感想を聞かれた西野が、両手でグッドポーズをしながら「Great! 最高!」と叫ぶ一幕も。西野からの「声優の皆さんはそこにいますか?」という問いに、MCに促された会場にいる声優陣たちが立ち上がると、会場には盛大な拍手と歓声が巻き起こりました。そして、西野から、エンディングの曲は(吹替ではなく)日本語のままだったが、それでもこの曲のメッセージは伝わったのか、と観客へ逆質問する場面も。観客は「イエス!」という声とともに、大きな拍手と歓声で答えました。すると、西野はギターを取り出し、西野自らが作詞作曲を手掛けた、エンディング主題歌の「えんとつ町のプペル」のサビを弾き語りで披露し、会場を盛り上げました。

最後は、西野より、英語で「みなさんと、一緒に飲みたいです!」と声をかけ、大盛り上がりの中、ティーチインが終了しました。