プペル新聞

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第9回アジャル映画祭 Mohaq部門 最優秀長編映画賞を受賞!

ドーハ・フィルム・インスティテュート(DFI)が主催する第9回アジャル映画祭(Azyal Film Festival)は、11月7日から13日まで1週間にわたって開催され、カタールを含む44カ国から85本の映画が上映されました。文化村Kataraで行われたクロージング・セレモニーで、『映画 えんとつ町のプペル』が、見事、Mohaq部門の【最優秀長編映画賞】を受賞しました!


※アラビア語で「世代」を意味するAjyalは、ドーハ・フィルム・インスティテュートの取り組みのひとつで、あらゆる年齢層の人々が集まり、映画について語り合うイベントです。Ajyalは、若い人たちに自分を表現する力を与えたいという思いから、カタールおよび中東・北アフリカ地域のすべての人々の映画に対する熱意を喚起することを目的としています。映画祭の中心となるのはAjyalコンペティションで、世界中の8歳から25歳までの何百人もの人々に、映画祭のコンペティション受賞者を決定する審査員になる機会を与えています。審査員はMohaq(8-12歳)、Hilal(13-17歳)、Bader(18-25歳)の3つの年齢カテゴリーに分かれています。そして『映画 えんとつ町のプペル』を「主人公が父親の話を信じることは、信念と信仰と希望の心温まる物語です。そして、この物語は、暗い世界を超えて、より明るくクリーンな場所へと向かうものです。この2つのテーマは、今の時代の重要なテーマであり、これからの時代にも通じるものがあります。」と評し、今年の【長編映画コンペティション部門】に選出されていました。


●西野亮廣(製作総指揮・原作・脚本)コメント

作品を生む時は「こういったモノが、今、ウケていますが、どうします?」という誘惑が常にチラつきます。
ニーズに応えるか? それとも、作りたいものを作るか?
全ての表現者は、いつもこの間で揺れています。
僕もそうです。

ですが、(少なくとも僕の場合は)そもそも世間のニーズに応えられる才能なんて持ち合わせていませんし、そもそも「作りたいものを作りたいから」この仕事を始めたわけですから、この際、潔く世間のニーズを無視して、極めて個人的な作品を作ることにしました。

その結果、世間から忌み嫌われる『ゴミ人間』が主人公の物語が出来上がったわけですが、その作品が、こうして海を越え、評価いただいたことに驚きと感動を隠せません。

ときどき、作品は、世界のどこかに身を潜めている「自分と同じような覚悟を持ち、自分と同じような目に遭っている人」を、こうして繋いでくれます。
一人だと思っている自分に、「一人じゃないよ」と教えてくれます。

モノづくりは面倒の連続ですが(ホントに!)、時々、こんな想いができるのならば、いくらでも頑張れそうです。

背中を押してくださったファンの皆様、コロナ禍でギリギリまで踏ん張ってくださった制作スタッフの皆様、作品を届けてくださった劇場関係者の皆様、すべてのクリエイターに感謝します。
また、一緒に面白いモノを作りましょう。

時節柄、どうぞご自愛くださいませ。

西野亮廣(キングコング)

●廣田裕介(監督)コメント

スタッフ、キャスト、そして応援してくださっている皆様、おめでとうございます!
吉報をお届けすることができて、とても嬉しく思います。
この作品が日本に留まらず世界の子供たちの心に響いたことは、本当に本当に嬉しく、
私をふくめスタッフ全員にとっても強い自信につながり、これからの作品作りへの大きな励みとなります。
そしてこの機会を用意してくださった映画祭関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

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